僕のヒーロー。

by puku-mineo
 
巨人VS楽天
2月26日、楽天が巨人に勝った。

オープン戦ということを考えれば、特にどうという事ではない。

ただ、

レギュラーの固定している巨人に対し、

レギュラーの定まっていない楽天の選手が、輝いて見えた。

三木谷オーナー、キーナートGM、田尾監督らは、口を揃えてこう言う。

「充分戦える戦力だ。」

しかし、一野球ファンとして、一野球経験者として言わせてもらう。

どう考えても、楽天は弱小チームに他ならない。

僕が野球に興味を持ってから、こんなに戦力の低い球団は見たことがない。

昨シーズン、一軍でそれなりの成績を残したのは、

選手会長の磯部、エースの岩隈、この2人だけだ。

その他の選手の多くは、

オリックスのプロテクトから外れた選手、

他チームを自由契約になった選手、である。

つまり、必要でないと判断された選手が中心の球団なのだ。

トレード獲得選手にしても、抜きん出た実力の選手はいない。

外国人選手、新人は未知数なため、シーズンが始まってみなければわからない。

絶望的なスタートのようにも思えたが、そうでもなかった。

確かに、この戦力で勝ち続けることは至難の業だ。

しかし、この低い戦力こそが、楽天の最大の魅力ではないのだろうか。

戦力が低い、レギュラーが定まっていない、

これは、選手の実力が均衡していて、チーム内競争が激しい、ということになる。

したがって、誰にでもレギュラーのチャンスがあり、

どんなラインナップになるのかがわからない。

このチームが育っていく過程にこそ魅力がある。

試合に勝てなくとも、がむしゃらにプレーする選手に、誰が罵声を浴びせられるだろうか。

明らかに弱い者が強い者に向かっていく、これほどおもしろいものはない。

負けてもおもしろい、そんな野球をしてくれるのではないか、

楽天の初陣は、そう感じさせてくれた。

(ちなみに僕は巨人ファンです。)
by puku-mineo | 2005-02-28 20:48
<< 明日はパーティーだぜ! 昨日のことですが >>


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