僕のヒーロー。

by puku-mineo
 
隠れ場所
何に追われ、何を追っているのか。

時計の針は、残酷なくらいに正確な音をたてる。

たった一秒を悔やみながら、このちっぽけな心は悲鳴をあげる。

ポケットに入れたはずの夢と希望は粉々に砕けて、

どうしようもなく、涙を流すことすら忘れてしまったよ。

このボクは、隠れる必要がないくらいに、薄っぺらになっていたのに、

妄想でしかない苦痛に顔を歪め、隠れ場所を探した。

どうしたいのか。

どうしてほしいのか。

臆病なボクは、隠れてばかりいたもんだから、

いのちの光に包まれた太陽に、気づくことすらできなかった。

少し違う角度でこの世界を見てみようか。

ボクは驚いて、情けなくおもったよ。

すべての人は、苦しみながらも笑顔で生きているんだから。

このボクにも笑うことはできる。

前を見て歩くこともできる。

今までのボクは、それをしないだけだったのさ。

もしキミが、あのときのボクと同じなら、ボクの背中に隠れればいい。

ボクがキミに、この世界を見せてあげるよ。
by puku-mineo | 2004-08-26 21:50
<< すき 幸運 >>


S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
以前の記事
人気blogランキング
小説・詩 ランキング

おぎゃー!首位陥落。
(人気blog)
でも、ありがとう。

フォロー中のブログ
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
?連リンク